代アニは声優になれないって本当?なれる人の特徴とは
声優を目指すために代々木アニメーション学院(以下、代アニ)に通いたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
代アニは45年経てきた長い歴史の中で、エンタメ業界にたくさんのプロを輩出しています。
特に人気声優の卒業生がたくさんいるイメージを持つ人も多いはずです。
しかし、いざ代アニの声優について調べると、「代アニでは声優になれない」という言葉を耳にするケースもありますよね。
- 代アニに通っても声優にはなれないって本当?
- 声優になれる人に特徴はあるの?
この記事では上記のような疑問を持つ人に向けて、声優になれない人・なれる人の特徴について解説。
代アニで声優を目指せる学科
代アニにはエンタメ業界で活躍するための学部がたくさんあります。
2024年4月の段階で、7学部20学科が用意されています。
その中でも声優を目指せる学科が下記の2つです。
〈声優・エンターテイナー学部〉
- 声優タレント科
- 声優アニソン科
2つとも声優を目指すために作られた学科で、声優やアーディスト、タレントを目指せる学科です。
代アニ声優タレント科と声優アニソン科で、声優を目指すカリキュラムは少し内容が異なります。
どちらの学科でも、実習や発表会があり、実践的カリキュラムも詰め込まれています。
ボイスサンプル収録を実施して講師からアドバイスを受ける機会もあるので、在学中からプロになるための準備をスタートできます。
代アニでは声優になれないって本当?
代アニでは声優になれないというのは、半分は正解です。
代アニの在学生の中には、プロの声優になれる人となれない人がいます。
しかし、代アニ声優科のカリキュラムを見る限りでは、プロを目指すために必要な講義をそろえていることがわかりますよね。
同じカリキュラムを受けても、声優になれる人となれない人に分かれるのはなぜなのか。
それは、学生それぞれの本気度が違うという点です。
プロの声優を目指すには声優業界の厳しい競争を勝ち抜いて、プロダクションと契約する必要があります。
そしてプロダクションの所属が決まっても、そこからさらに技術を高め、積極的に仕事を勝ち取ることが大切です。
声優を目指す人はたくさんおり、その中で活躍するにはただ学校の授業を受けるだけでは難しいです。
代アニのカリキュラムや環境はプロを目指すために最善をそろえていますが、それらを着実に自分のものにできる人が声優業界で活躍するプロになります。
代アニで声優になれない人の特徴3つ
代アニで本格的な講義を受けても、声優になるのが難しい人はなにが原因なのでしょうか。
ここでは声優になれないポイントを3つ解説します。
- 継続して努力できない人
- 自主性がない人
- 目標が決まっていない人
1つずつご説明します。
継続して努力できない人
継続して努力できない人は、声優のプロを目指すことが難しいです。
代アニへ入学してから本格的な声優の講義を受けて、個々の課題がたくさん出てくるはずです。
1つずつ着実に苦手を克服することでスキルアップが見込めますが、努力を怠ってしまえばあっという間に周りの学生から取り残されてしまいます。
早い学生は在学中からプロダクションとの契約にたどり着きます。
2年という短い学生生活の中で、プロダクション所属までたどり着くには、ひたむきな努力が欠かせません。
変化の移ろいが早いエンタメ業界は、プロになっても努力が必要な仕事です。
自主性がない人
代アニで与えられたカリキュラムをただこなして、なんとなく毎日学校に通うだけではプロを目指せません。
物事を主体的に考え自ら行動できないと、どれだけ環境が整っていても得るものは少なくなってしまいます。
例えば、
・実習でうまくいかなかったことをそのまま放置してしまう
・復讐や発表会の準備を怠り、放課後は遊びに費やしてしまう
・将来の方向性が決まっていないのに、自分で調べようとしない
このように、自ら行動せずだらだら過ごしてしまえば、すぐに他の学生から置いていかれてしまいます。
代アニには、「声優になりたい!」という気持ちが強い学生がたくさん在籍しているので、自分で考えて行動できる学生がプロに近づけることは間違いありません。
目標が決まっていない人
将来の夢・目標がない人がプロになるのはかなり難しいです。
何度もお伝えするように、声優業界は人気が高く競争率も激しいからです。
声優業界でどう活躍していきたいのかが明確にないと、他の学生にどんどん先を越されてしまいます。
そして、目標がないと自然にモチベーションが下がってしまい、努力を続けたいという気持ちがなくなってしまう可能性が高いです。
声優になれる人の特徴5つ
声優になれない人の特徴を3つご紹介しました。
次は逆に声優になれる人がどんな人なのか、特徴を5つご紹介します。
声優になれる人の特徴はこちらの5つです。
- 強い意志がある人
- 行動力がある人
- 表現力がある人
- コミュニケーション能力がある人
- ポジティブな人
こちらも1つずつご説明します。
強い意志がある人
強い意志を持つ人は、声優業界で活躍できる可能性が高いです。
強い意志があるということは、目標達成のために努力を続けられると考えられるためです。
毎日のように努力を欠かさず、目指すものがぶれないようにすることはかなり大変ですよね。
しかし、意志が強い人は目的を見失うことなく、実現に向かう力があります。
競争率の高い声優業界で、間違いなく活躍できる要素を持っていると言えます。
声優は新人時代、なかなか収入が安定しないという懸念点も。
そうなるとアルバイトと掛け持ちして仕事に挑まなくてはいけないような、大変な状況にもなり得ますよね。
行動力がある人
行動力がある人は着実にプロへの道に近づけます。
例えば、
・プロの講演会に積極的に参加する
・同じ声優を目指す仲間と交流を深める
・わからないことはすぐに講師に確認する
・実習で積極的に意見を伝える
上記のように、積極的に行動できる人は学べる機会も多くなります。
行動力があれば、経験をたくさん積んでたくさん失敗します。
そして失敗を成功に変えるにも、行動あるのみです。
仕事を得るには積極的にオーディションに参加して、場数をこなしていくことが大切です。
表現力がある人
声優はキャラクターの心情を理解し、ストーリーの読解力が必要です。
そして、理解したものを実際に表現するための力が必要になります。
中には自分の性格とは異なるキャラクターを演じることもありますよね。
仕事の幅を広げるには、キャラクターを表現するためのスキルを磨くことが重要です。
コミュニケーション能力がある人
声優の仕事は1人では成り立ちません。
他の声優と協力し、現場にいるスタッフと力を合わせて作品を作るには、コミュニケーション能力が必要です。
コミュニケーション能力は演技にも実のところ大きな影響を及ぼします。
普段から他者とコミュニケーションが取れる人は、演技でも自然なやり取りを行うことができます。
ポジティブな人
声優業界ではポジティブな思考であることが大切な要素になります。
声優を目指すためには厳しい指導を受ける必要があり、競争率の高いオーディションへ参加する機会がたくさんあるからです。
仕事を獲得するためには、多くの挫折を経験します。
その中でも心折れずに挑み続けるためには、ポジティブな思考がとても重要です。
現在活躍する人気声優も、陰ではたくさんの苦労と挫折を経験して今があるのは間違いありません。
代アニドラフトオーディションで夢を掴む
代アニでは講義のカリキュラムが整っているだけではなく、プロへの道を目指すためのチャンスがあります。
そのチャンスの1つが毎年開催されるドラフトオーディションです。
代アニ主催のドラフトオーディションは名だたるプロダクションが参加し、学生のパフォーマンスを見たうえで面談指名をしてくれる仕組みになっています。
ここで指名を受けられれば、プロダクション所属をして在籍デビューも夢ではありません。
代アニのエンタメ学部に在籍する多くの生徒が夢を掴むためにドラフトオーディションに参加します。
強い意志と行動力を持ってドラフトオーディションに挑むことは、声優を目指すための大きなチャンスです。
まとめ
- 代アニでは声優タレント科と声優アニソン科でプロの声優を目指せる
- 代アニは声優になれないという意見は、半分正解で、なれる人となれない人がいる
- 声優になれない人は継続的な努力ができず、自主的に行動できない
- 声優になれる人はポジティブな性格で強い意志を持って行動する
- 声優で活躍するには周りとコミュニケーションが取れ、表現力の高さが必要
代アニにはたくさんの卒業生がおり、全員が声優として活躍できているわけではありません。
しかし、代アニの卒業生でプロで活躍する声優が多いことも確かです。
代アニにはプロを目指す意思が強い人にとって、レベルの高いカリキュラムや環境が整っています。
ぜひそんな代アニの環境を活かして、新たに活躍する声優を目指してください。